スイッチングハブ側でのリンクアグリゲーション(スイッチドロードバランス)設定

Catalyst 2924C-XLを例にした実装例

以下に述べる方法は Cisco Internetwork Operating System Software IOS (tm) C2900XL Software (C2900XL-C3H2S-M), Version 12.0(5)WC7, RELEASE SOFTWARE (fc1) での設定となる。

シスコ製品は多種多岐にわたり各機器毎に設定方法がある。それゆえに、ここで記載した内容は他の機種には適用出来ないこともあることをお断りしておく。特にCatOSでの設定はまったく異なる。また3550や2950など、最新の機器に囲まれた恵まれた環境にいらっしゃる読者の方はSupervisorIOSを利用しているかもしれない。こちらの方はシスコシステムズ株式会社LANスイッチワーキンググループ著「Cisco Catalyst LANスイッチ教科書」ISBN4-8443-1660-5に設定例が今回の私の記事と同程度の詳しさで記載がある。ただ、あちらは少なくとも現役のシスコの社員の方が書いているという説得力があるかもしれない。

ここに記載した内容は、

を参考にした。読者諸兄が設定したい他のCatalystスイッチの情報はTAC で見つかるはずである。

Cat_01.BMP
@ コマンドプロンプト上でTelnetコマンドを接続先のアドレス付きで起動する。

Cat_02.BMP
A Telnet接続の許可・拒否を判定するパスワードを入力する。
B enableコマンドでEXECモードに移行する。
C パスワードを入力する。
D configure terminialコマンドでグローバル・コンフィグモードに移行する。(conf と省略入力可能。)
E interfaceコマンドを使用し、引数に設定したいポート(インターフェースという)を指定する。
F port groupコマンドでこのポートを所属させたいグループ番号を設定する。特にエラーメッセージが出ていない限りうまく設定できているはずである。 (2924C-XLの場合、グループは12個まで作成できる。)
※ SupervisorIOSの場合、ここでchannel-groupコマンドを使用する。引数はグループ番号を設定する。
G 以下同様にグループ化させたいポートを指定しグループ番号を設定する。
H 設定が済んだ後は[Ctrl]+[Z]でコンフィグモードを抜ける。

Cat_03.BMP
I show port groupコマンドで設定値を確認する。(sh port groupと省略可能。)
※ SupervisorIOSの場合、ここでsh int port-channelコマンドを使用する。
J quitコマンドでTelnetクライアントを終了する。