コンテンツ  |  骨までしゃぶろう!Microsoft  |  PCとユーザー・資源の管理

WorkのSRの当て方

MSのInfomationに、Works99とWorks95の違いを聞いたときに、製品のWorks99と添付のコンポーネントを別にして、バグFixなどの機能では、95にService ReleceをあてるとWorks99相当になるといっていた。

ところが、Setup /a でNetwork Setupし、その共有フォルダから「ワークステーションへのセットアップ」をしたWorksで、Worksの本体をサーバーから実行していると、Service Relece (以下SR)を実行しようとすると、
「Microsoft Works が見つかりませんでした。WorksをセットアップしてからService Relece を実行してください。」
というメッセージが出て、SRがあてられない。SRがネットワークセットアップしてあるWorksを想定していないからだ。

MSには、Officeという製品もあり、ネットワークセットアップをするような環境では、Officeのほうが導入数の多いのであろうか。きっとそうなのかもしれない。ネットワークセットアップしてあるWorksが一般的なのかどうかはわからないけれど、Setup /a というオプションに対応してあるWorksのSetupコマンドを利用している方も僕以外にもいるであろう。

そこで今回は、

   「ネットワークSetupしてあるWorksへのSRのあて方」 を述べる。

Setup /A は、ネットワークへ参加していないスタンドアロン環境でも有効なので、OSを再インストールしたなどで、Worksも再セットアップしたい時に、CD-ROM からセットアップした後、SRをセットアップする、という手順が、ネットワークセットアップしてあるディレクトリからのセットアップ一回で、SRのあたったWorksがインストール出来るという応用もきく。CD-ROMからよりも早いというメリットがあるが、ディスクを消費するというデメリットもある。GB時代では対したデメリットにもならないだろう。

SRのファイル Wks40SR.exe を実行すると、

 「Microsoft Works のアップデートを実行します。 はい  いいえ」 のダイアログボックスを「はい」した後、使用許諾が出る。これも「はい」するとファイルの展開が、そのマシンの一時ディレクトリに展開される。僕の場合、C:\TEMPの下に、IXP000.TMPというフォルダがSRによって作られ、アップデートされるファイルが確認できる。Works本体をローカルにセットアップしていないと、SRはインストール出来ないのでこれらのファィルは、この後自動的に消される。Setup.ini Setup.inf Setup.sif Setup.stf などのファイルの中身が違うので、単純に展開して得られたファイルをすべてコピーして、ネットワークセットアップ用のWorks95のある共有フォルダに張り付けてもうまくいかない。SRが実行されるだけである。

そこで、(手順)
1 「スタート」メニューからたどっていって、「Microsoft Works 4.0 のセットアップ」を実行する。
2 「追加と削除」を選べるダイアログまできたら、「追加と削除」をクリック。ネットワークセットアップで「ワークステーションへのセットアップ」を選んでWorksがセットアップしてある環境ならば、プログラムファイル(Worksの本体)のチェックボックスが、空白である事が確認できる。ここにチェック
3 2によってローカルにWorksがセットアップされる。Setup.stf 以外は、

      SETUP /A    を使わず、CD-ROMから       Setup    するのと同じになる。
4 SR実行する。
5 ローカルにインストールされたWorksのフォルダ以下すべてのファイルをコピー。僕の場合は、D:\Program Files\MSWorks\*.*
6 ネットワークセットアップされているWorksの共有フォルダに張り付け。上書きしますかどうかは、「上書き」

以上で、ネットワークセットアップされているWorksがアップデートできた。ワークステーションとしてWorksをインストールしたマシンは総べてこのサーバーの共有フォルダのファイルを使用するので各ClientからSRの実行する必要はない。台数の多い管理者には便利。

ただ、一台、この作業をしたマシンは、Worksをネットワーク上の共有フォルダからの実行ではなく、ローカルのハードディスク上からの実行となってしまった。

そこで、
1 「スタート」メニューからたどっていって、「Microsoft Works 4.0 のセットアップ」を実行する。
2 「追加と削除」を選べるダイアログまできたら、「すべて削除」を選ぶ。
3 ネットワーク上にセットアップされたWorksの共有フォルダに接続。
4 そこから、Setup を実行。セットアップの種類は、

     「ワークステーションへのセットアップ」   を選択。

以上で、SRのあたったWorksをネットワーク上で実行できる。


コンテンツ  |  骨までしゃぶろう!Microsoft  |  PCとユーザー・資源の管理
Copyright (C) 2003 by Yasumaro. All rights reserved.
 ↑ ご意見・ご感想・ご要望・苦情はこちらまで。↑
最終更新日 19:48 1999/02/20
HIEDA.NET