次は、Tマネージャーの話。
N○Cの製品にPC S○MIというネットワーク方教育システムがあります。これがケーブル長の制限がかなり厳しい。で、コンピューター教室の机・レイアウト図を持ってきて、
「これに決まったから、ケーブル配線を設計して記入しておくように。」
と言う。おい、おい、それは順番が違うのではないかい?この机のレイアウトでケーブル長の制限内でケーブルを引けるのかどうか確認していないでしょう?!どうせ複数案を提案してどのパターンが良いかお客に選択させるのだろうから、実現可能かどうかを持っていく前に検証すべきでしょう?最低でも、お客が
「これにするわ!」
と選んだものを、
「実現可能かどうかエンジニアに確認させます。」
を言って来い!そして、
「あらっ!実現可能かどうか確認が取れているものを候補として持ってきたんじゃないの?」
と怒られて来い!
と思うのですが…。
お客が設計仕様を超える使用で何らかの不具合が起こりうるリスクを納得しているというのならば話は別だが、そんなことじゃないでしょ?正常に動作する設計仕様の範囲でレイアウトを提示していると思っているでしょう?
確実にケーブル長の制限を越えてしまうレイアウトなのに、
「どうにかしろ!」
ってどうにもなりませんね。 PC S○MIの開発をしている横浜事業場の設計者に訊いても、
「仕様を超える使用はしないで下さい。」
と言うことだし(当然ですね)。
※ これも、自分でやらない、部下がやる、失敗したら部下のせいということなのでしょうね。だから無理なこと・実現不可能なことを出来る!・出来ないのはおまえのやる気のなさなんて考えるのでしょうね。
○塚商会からLANケーブル敷設工事をとるって言っても、材料費の積算・人件費の積算をしない。判らないから、というが自分が売っている商品(この場合はケーブル敷設工事というサービス)を知らないで商売は出来ないでしょ?知らないじゃなくて面倒だから覚えようとしないでしょ?PCデスクの積算と何ら変わるところは無いのですがね。
どんぶりで見積もりを出すから、根拠を説明して、というお客様のオーダーに対応してパーツを積算すると帳尻が合わない。パーツ数が3倍なったら、見積り額もほぼ三倍にならないの?ってそりゃ突っ込まれるでしょう。最初に提出した見積りがどんぶりだからこうなる。これで立教の政経学部経営学科出身って、一体何を勉強していたのでしょうねぇ。
自分がどんぶりで提出した見積り額が、材料積算と人件費を原価で計算しても足が出てしまうとわかったら、「手を抜けッ」って手を抜くところなんかありませんよ。原価なんだから。
帳票という言葉は、さほど専門的な言葉ではない。(と思う)
まったく、立教の政経学部経営学科を卒業した人だが、この「帳票」という言葉を知らなかった。いったい何を大学で勉強していたのだろう。(しつこいか?)
見積台帳・受注台帳・完了台帳・入金管理、またそれぞれの伝票の話をしていた時、
「この帳票は・・・・」
と話し始めたら、
「帳票じゃない。!!」
というので、話ができなくなってしまった。
コンピュータでの不都合を「障害」という。トラブルを復旧することを障害復旧と言う。それなのに僕が「障害」という言葉を使ったときエンジニアでもないのにTマネージャは「障害じゃねぇ。」と言った。「トラブルとか不都合が無い。」という意味ではなく、その様な状態を障害と言うことを知らなくて言っているのが判った。一応パソコン業界なのだけれどねぇ。NEC製PCが置いてある学校のメンテナンスをしている企業なのにねぇ。
(君はこの会社にメンテを頼みたいか?)
つづく・・・
初出 JUL 1997
最終更新日 11 NOV 2003