メーカーが不具合を認めてからは以前の機種を代替として無償で貸していただきましたが、メーカーが不具合を認める前の二ヶ月間は、世間と通信しないというわけにいきませんので、フレッツISDNは解約できず、フレッツADSLと両方の料金が発生していました。そこで、不具合の原因がはっきりしてから、利用も出来ないのに払いつづけた二か月分のフレッツADSL料金をメーカーに交渉しました。(当然ですよね?)
「お払いすること出来ません。」
といいますから、消費者センターに相談をしました。
消費者センターに行ったことを伝えると、
「現金ではお支払いできませんが、弊社製品で同額程度のものを差し上げるということでいかがですか?」
との申し出がきました。しかし、この○CIのネットワークカードとか4ポート程度のスイッチングHUBを手に入れても使い道が無いので、実質メリットがありません。そこでお断りしました。しかし、
「テレホンカードなどでもいいですよ。」
とお伝えしました。テレホンカードでもNTTの営業窓口は通話料金の支払いを受け付けていますから。
ところがとんでもないものが送られてきました。いわゆる、NTTの窓口などで購入できるテレホンカードではなく、さまざまなノベルティーカードでした。しかも、この○CIのものでもなくまったく関係の無い温泉宿屋やハムのメーカー・機械メーカーなどのノベルティ・テレホンカードでした。これでは額面の合計は無駄になった通信料金程度よりちょっと少ないのですが、金券ショップに持っていった場合には、額面合計の60%になり実質損です。これって御社の社長さんは御存知の解決方法なの?とメーカーサポートにメールしましたが、回答はありませんでした。
サポート担当者が会社の上層部に内緒で始末したのでしょうか?それとも代表取締役をはじめ上層部のかたは承知でこのようなことをしたのでしょうか?回答が来なかったので判りませんが、この事を周囲の方にお話するたび、
「それは社長は知らないよ。担当が勝手にやったことだよ。少なくとも会社の代表という立場の人がそんな自社とは関係の無いテレホンカードを使う解決方法をとるわけが無いよ。」
「もし社長が今回の解決方法としてとられた内容を知っていたら、とんでもない会社だね。」
と言う感想をもらいます。
○CIの製品はコストパフォーマンスがよいので、様々な企業のサーバールームで時々お見受けします。確かに、ちょっとした時に"あの価格"だと採用するところも多いでしょう。しかし、僕が選定する現場ではまず採用されないメーカーです。だって、何かここの製品に起因する障害があった場合でも、まともなサポートは受けられず、損害があっても補填されないのですから。導入コストを低くするためにここの製品を採用しているユーザーは神棚に向かって手を合わせているのでしょうね。
終わり
・・・第一話
・・・第二話