トヨタに乗ってる?
と訊かれて、まぁ確かにトヨタ車に乗っていれば
「乗ってるよ」
だろう。だけれども仕事の経験として
「Microsoftを使用した事ある?」
と訊かれた場合、
「ありますよ」
と答えるのが果たして正解か?
実は、お客様が営業に
「Tivoliを使用した事ある人が欲しい」
と言った時点で、このお客様も×なんだが、それを右から左に
「Tivoliを使用した事ある?」
を伝言ゲームにした人達も阿呆である。
ついにこの伝言ゲームが僕にも回ってきた。そこで質問に対して質問で回答した。
「Microsoftを使用した事ある?と訊かれた場合、実は質問者はWindowsの経験ではなく、Exchange ServerやSQL Serverのことを意図しているかもしれない。なのに回答をWindows XPの経験として、ありますよ、でいいと思う?」
「トヨタに乗ってる??と訊かれた場合、それがカローラなのかタウンエースなのか、或いはカローラと同じ乗用車でもグレードの高いマークIIの事なのか、判る?」
僕はTivoli Access Managerをインストール設定・評価してことがあるので
「TAMならば使用して事ありますよ。」
と回答もつけたが、お客様(しかもかつてMicrosoftが買収しようとした事のあるコンサルティング会社だ)から始まって僕に伝言の質問をして来た人まで、全員阿呆である。
こんなことが判らないで仕事すすめるから動かないコンピュータになっちゃうんだよな。
今回のTivoliは、Tivoli Workload Schedulerのことでした。
http://www-06.ibm.com/jp/software/tivoli/products/workload.html
お客様が営業に
「Tivoliを使用した事ある人が欲しい」
と言った時点で、
「Tivoliのどの製品でしょうか?」
まて訊いて・把握して案件持って帰ってくるのが、ごく普通の営業だろう。まぁ、こんな営業はそのうち、
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クーデターで国家転覆、射殺されてしまう
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民主革命で共和制移行、ギロチンの露と消える
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暗い夜道でオヤジ狩りに遭い、金属バットで殴られてしまう
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暴走ダンプに轢かれる
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犬のうんこを踏む
などの
悪い事に出会うハズだ。
今回の営業さんは更に×なことをしたんだが、それはまたおいおい・・・。
この案件はなくなりました。:追記 Apr 06 2006
正直、チョットほっとしています。なんてたって、
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平日も、土日も、東海大地震がくるかもしれないところへ、半年以上出張、
案件でしたから。
しかも、最初打診が合った時に
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3人チームのリーダ
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東海大地震がくるかもしれないところへ多少の出張は発生するけれど、ほとんどはY浜
だったのが
要求条件ドキュメントを読むと
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時々Y浜、ほとんどは東海大地震がくるかもしれないところへ出張
という事が判りました。同じドキュメントを読んでいるはずなのに、この内容を読み取れないって一体どういう人たちなんでしょうね。
更に、バイタリティあふれる営業さんは
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お客様の要求を正確に把握していないし(運用フェーズを作るところまでがお仕事)
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僕らへの事前レクチャ・背景説明なしにエンジニアをお客様に引き合わせてどうにかなると考えているし
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待ち合わせに遅刻してくるし
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用意した僕の職歴書の内容は間違っているし
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お客様の要求した人数は一人、それを
「ウチの若手を育てたいので」
という理由で、こちらから複数人数を提案している背景の説明を、僕の担当さんにも誰にも説明していないし、
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お客様の
「平日はほとんど東海大地震がくるかもしれないところ」
「しかも土日しか出来ない作業もあり。」
「これは承知していますか?」
※ まぁ、こんな条件は当たり前ではある。
に対して、(つまり僕らへの事前説明より条件が悪くなっているにも関わらず)、僕らに断りも無しに
「大丈夫です。全くかまいません」
と回答してしまう、その後の「勝手に答えてしまってすみません」もない。
※ まぁ、お客様の前で僕らに「大丈夫ですか?」なんて訊けるわけはないよね。
※ しかし、でもその後の「勝手に答えてしまってすみません」が無いところから、
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営業として仕事を取ってくるのは優秀かもしれないけれど
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会社は営業だけで動いている
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技術者より営業の方が人間的に優れている
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上手く行かなかったら全て人のせい
という考えをしている人のようだね。現場が苦労するタイプだな。マァそんな担当者は、
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暗い夜道でオヤジ狩りに遭い、金属バットで殴られてしまう
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暴走ダンプに轢かれる
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犬のうんこを踏む
などの
悪い事にそのうち出会うだろうけれどね。
本田さん、どんな言い訳しても駄目だよ!
初出 Apr 04 2006
最終更新日 Apr 06 2006