広島修道大学の学生さんのレポートにIPv6ネットワークを作ろう!(WindowsでIPv6)内のドキュメントが引用されていたのに気付き、見に行った。
これが著作者を誤解する引用であったのでまずはクレームのメールを出した。
広島修道大学 経済科学部 御中
前略
わたし、コンピューターネットワークエンジニアをしております、天災と申します。
インターネットサーバーの管理をしていて、貴校所属学生のレポートに
当サイトのコンテンツが引用されていることを知りました。
xxxxxxxx T君
http://alpha.shudo-u.ac.jp/~rtaked31/report2-1.html
アドレスの表現方法
IPv6アドレスの種類
xxxxxxxx M君
http://alpha.shudo-u.ac.jp/~kmatsu34/report2-2.html
IPv6のメリットとは?
アドレス枯渇問題の解消
拝見させていただきますと、引用部分とレポート本文の区別がなされて
おらず、わたしの著作したドキュメントが、あたかも両君の著述したもの
という誤解をまねきかねないと思いました。
T君の場合は、引用直後に参考URLとして当方のアドレスを記述さ
れておりますが、M君の場合、引用してあるページにはその旨の記
述が見当たりません。
本文ページのなかで「アドレス枯渇問題の解消」という語の説明リンク
のページ
http://alpha.shudo-u.ac.jp/~kmatsu34/report2-address.html
内容は、丸々パクリです。
当該ページでかかれている「筆者」とは、オリジナルドキュメントを表した
わたしのはずですが、当該レポートを拝見した方でその事情をご存知で
ない方は、
「M君が筆者である。M君が著作したもの」
と思うでしょう。
さらに、本文の中で「アドレス自動構成」に付いて述べている部分に
「更に今回は、IPv6ネットワークをWindowsで構築したときに、通常の
IPv4ネットワークと比べてどのように運用方法が異なるのか、という部
分を、Windows Server標準のDNSサーバとHTTPサーバ(IIS)を例にし
て述べる。 」
とありますが、ここの部分についても丸々パクリです。
当該レポートにおいては、WindowsのDNSサーバとIISについては触れ
られていませんが、このままですと、将来においても(例えばDNSサーバ
とIISの部分についても)引用としては明確な記述無く、利用されるのでは
ないかという危惧も覚えました。
両君、いづれの場合においても「何処から何処までわたしの著作物を引用
したか」がわかるように、
<dir></dir>タグや<div></div>タグなどを利用するなどして、
また引用部分直後に
「誰の書いた何というドキュメントの引用であること」
を明記するなどして、引用であることを明確にしていただくことを望みます。
可能であれば、当方のwebページよりは削除部分がいくつかありますが、
(Windows Server world 2004年9月号)
に紹介している書籍にて、
わたしの著作物がご覧いただけますので、御購入を検討されてみてはいか
がでしょうか?
草々
どんな返事がくるのか楽しみである。経過はこのページで報告する。
Jan 25 2005:追記
24日に早速、「調査します。結果と処置についても報告します」というメールが届いた。メールをくれたのはこの先生 廣光 清次郎。プロフィールに顔写真もある。
さて、翌朝になって引用であった部分を見ると、ほとんどは学生さんオリジナルの文章になっていた。
早速のご対応、ありがとう。だが報告はまだ無い。
初出 23 JAN 2005
最終更新日 25 JAN 2005