これはあくまで解答例であって唯一の正解ということではない。また以下の例では、@Faxや
Aインターネットメール の流れを図示していないが、私の講義を受講した方ならばわかるはずである。
また、スキャナーとプリンタも記載しなかった。これは各自で「Windows 2000 Serverマシンに接続して
ある。」と解釈し、あなたの好きな製品を接続してかまわない。
接続方法も、@セントロニクス(パラレル) AUSB BIEEE1394 CSCSI等、適当に選択して欲しい。
(これからはUSBもしくはIEEE1394が主流となるだろう。)
必須要件を考える。
現状の考察
-
デジタル局線ということはISDNである。ISDN1回線はアナログ換算で2回線なので、
現在の同時通話数を数えると6通話になる。
-
MS FaxがインストールしてあるWindows9xシリーズは、一台のWindows9xマシンに接続してあるFaxモデムを
ネットワークで共有でき、どのマシンからでもFax送信可能であるが、Windows NT系列ではFaxモデムの
共有は出来ない。Windows 2000のFaxはスタンドアロンでのみ送受信が可能である。
(Windows NT系列ではFaxデータは「受信トレイ」に届く。)
LANをISDNでインターネットに接続する例
-
Fax専用機を廃止しこれに利用していた回線をISDNに同番移行し、
TAのRS-232CポートをWindows 2000 ServerマシンのCOMポートに接続する。
-
Windows 2000 ServerではICS(インターネット接続共有)またはNAT(アドレス変換)サービスを実行し、
サーバーをルーターとしてインターネットへの接続を実現する。
-
Windows 2000 Serverではサードパーティ製Faxアプリケーションをサーバーとして構成し、
各Windowsクライアントではサードパーティ製Faxアプリケーションをクライアントとして構成する。
Fax送信は各クライアントでプリンタ印刷のごとく送信すると、Windows 2000 Serverに接続してあるFax
モデムから送信される。Fax受信データはWindows 2000 Serverで「FaxUser」というユーザーの
「受信トレイ」に届く。届いたFaxデータを社内で
どのように配信するかは、
|
@ Exchangeサーバーの機能で各クライアントから「FaxUser」ーの「受信トレイ」に取りに行く、
|
|
A Exchangeサーバーの「パブリックフォルダ」内のサブフォルダにFax受信データを移動し、
各クライアントから「パブリックフォルダ」内のサブフォルダにFax受信データを取りに行く、
|
|
B Faxデータを電子メールで配布する係りを用意する、
|
等、運用で対応できる。
-
Intenet Mailは既存のExchange ServerとOutlookクライアントの組み合わせを流用する。
-
TAのS点をPBX外線として収用すると、同時通話数が増える。
(LANの常時接続で1回線使用するので同時通話数は7。)
-
ダイヤルインサービスを利用し、FaxモデムにはFax番号として世間に周知している番号への着信のみを
鳴分け着信させる。
(同様に内線電話機にも音声通話のみを着信させる。)
LANをADSLでインターネットに接続する例
-
Fax専用機を廃止しこれに利用していた回線にADSLサービスを追加する。
-
ADSLモデムのEthernetポートをWindows 2000 ServerマシンのNICに接続する。
-
Windows 2000 ServerではICS(インターネット接続共有)またはNAT(アドレス変換)サービスを実行し、
サーバーをルーターとしてインターネットへの接続を実現する。
-
Windows 2000 Serverではサードパーティ製Faxアプリケーションをサーバーとして構成し、
各Windowsクライアントではサードパーティ製Faxアプリケーションをクライアントとして構成する。
Fax送信は各クライアントでプリンタ印刷のごとく送信すると、Windows 2000 Serverに接続してあるFax
モデムから送信される。Fax受信データはWindows 2000 Serverで「FaxUser」というユーザーの
「受信トレイ」に届く。届いたFaxデータを社内で
どのように配信するかは、
|
@ Exchangeサーバーの機能で各クライアントから「FaxUser」ーの「受信トレイ」に取りに行く、
|
|
A Exchangeサーバーの「パブリックフォルダ」内のサブフォルダにFax受信データを移動し、
各クライアントから「パブリックフォルダ」内のサブフォルダにFax受信データを取りに行く、
|
|
B Faxデータを電子メールで配布する係りを用意する、
|
等、運用で対応できる。
-
Intenet Mailは既存のExchange ServerとOutlookクライアントの組み合わせを流用する。
-
スプリッタの電話機側をPBX外線として収用すると、同時通話数が増える。
(同時通話数は7。)
-
ダイヤルインサービスを利用し、FaxモデムにはFax番号として世間に周知している番号への着信のみを
鳴分け着信させる。
(同様に内線電話機にも音声通話のみを着信させる。)