フルオリが好きなコレクターは怒るでしょうが、僕はプレイヤーなので所有しているStratocasterのワイヤリングはすべて変えてます。
Stratocasterは線が細い?ESPのFlying Y(LH-200装着)やGibson Flying Vを鳴らすと、簡単にHard Rockな歪んだサウンドが出るが、Fender Stratocasterは
確かに、Flying Y(LH-200装着)やFlying Vの音量・音色(歪み)にあわせてMarshallをセッティングし、そのままStratocasterに差し替えると、音量・音色(歪み)に物足りない。ノブの回転でFullと50%の違いがあると感じる。 リッチー・ブラックアのMarshallサウンドも歪んではいるが、Gibson系ハムバッキングを使用している典型的ブリティッシュへヴィロックバンドの音色と比較すると歪み感では劣る。 イングウェイはPickupをDimazioに変更してあのサウンドを出しているし。 ランディーローズもマイケルシェンカーもスコーピオンズも(Gibsonそのものかどうか別にして)Gibson系ハムバッキングだね。 だけれど、その線の細さゆえか、メリハリやニュアンスという点でFender Stratocasterが好きである。 Harf Toneずっと昔、誰かが音を出しながら3点セレクトスイッチを動かしたら、
二つのピックアップの距離のから生じる二つのピックアップ間の音色の相違が合成されると、
現行の新生Fenderと異なり、かつてのFenderは、
まったくの運によって、
まだ本家Fenderが存在していた1980代前半、月刊Playerで、
Humbacking効果※ 電気・電子など物理工学を理解していないで、「どこかに書いてあったから」とか「誰かが言っていたから」などと言う人はここから先を読まないこと!コイル逆巻き・逆磁極で二つのシングルピックアップを用意し、
※ 「ジー」というハムノイズを逆相で打ち消しあうのでハムバックという。 ※ コイル正巻き同士でも、逆相で接続すれば同効果はある。 この二つのシングルピックアップの効果は、そのピックアップが多少離れていてもそれなりの効果がある。ブライアン・メイのギターはそのピックアップ間の距離差から生じるギター信号の相違を利用し、
レオ・フェンダー自身もこの効果には気付いていて、一部のギターでは異なる位置に取り付けたコイル逆巻き・逆磁極の二つのシングルピックアップをハムバック接続したギターも発表している。 Harf Tone効果とHumbacking効果の合成Harf Tone効果もHumbacking効果も、コイル逆巻き・逆磁極で二つのシングルピックアップで実現すると、
シングルコイルピックアップのハムバック接続とハムバッキング・ピックアップとの相違は、二つのピックアップの距離のから生じる二つのピックアップ間の音色の相違から生じる効果が多くあるかほぼないか?の相違だ。 配線変更 常時Harf Tone効果と常時Humbacking効果を得る方法現在ではDimazio FS-1を買い占めて逆磁極を探して利用しなくてもFender Custom Shopが、
※ アメリカンスタンダードなど製品組み込み済みでミドルピックアップが逆磁極・逆巻きというものはある。 実は、この目的のためには他のピックアップと逆磁極のピックアップを入手できれば十分だ。コイルの巻き方向が同じでも、(+)と(-)を逆に接続すればよい。見かけ上、白は白同士、黒は黒同士とならず、白と黒の接続となってしまうだけ。
もちろん、コイルの巻き方向が逆で同磁極方向でも同様である。(+)と(-)を逆に接続すればよい。
逆磁極・コイル逆巻きならば見かけ上も白は白同士、黒は黒同士となる。 僕の持っている数本の1976年製USA Fenderも、60's Specialピックアップも、Texas Special及びFat 50'sのフロント用ピックアップとリア用ピックアップは、全て、
逆に、1960年代の逆磁極ストラトで常時Harf Tone効果とHumbacking効果を得ようとする場合、簡単に入手できる普通のストラト用ピックアップをミドルに利用すればOKだ。 で回路である。
で、Rearだけで鳴らしたいということが無ければ、3点スイッチでもOKだ。 この図では、Texas SpecialやFat 50'sのMid用ピックアップを既存のMidピックアップと交換することを前提に書いている。標準Stratocasterの各ピックアップ位置の音でリア位置の音が好きな場合、回路図のMidをリア位置に、Rearをミドル位置に実装すると、3点位置どこでもリア位置のピックアップが鳴る事となる。もちろんそれはTexas SpecialやFat 50'sのMid用ピックアップなのだが・・・。 |
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最終更新日2009年03月29日
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