管理者が大量にクライアントインストールをする時にはインストールディスクセットと自動インストール(後に述べる)で負担を減らせる。
NT Server のインストールCDには
Microsoft Network Vlient 3.0 ・ LAN Manager Client 2.1C ・ Windows 95
等のインストールメディアが収録されている。
これらは「管理ツール」−「ネットワーククライアントアドミニストレータ」からインストールディスクが作成できる。
(今回はクライアントアドミニストレータをインストールしていないので「管理ツール」には登録していないが「ファイル名を指定して実行」
にて"ncadmin"を起動できる。)
しかしここに収録されているNICの情報が古く実際にはあまり役に立たない。
既にネットワーク接続出来る環境になっているクライアントコンピュータにNT Server もしくはNT Workstation をインストールする時には、
ネットワーク越しにNT のインストールメディアが収録されたフォルダに接続して"winnt32.exe"または"winnt.exe"が起動できる。
新規にインストールする時にはまずMicrosoft Network Client 3.0 や LAN Manager Client 2.1Cを利用してネットワーク接続をする。
Microsoft Network Vlient 3.0 はほとんどLAN Manager DOS Client とファイルモジュールが同じである。
実際"ncadmin"からインストールディスクセットで作成されるのはLAN Manager Client である。
使用しているネットワークカードにも左右されるが最低限ネットワーク接続が出来るだけならばFloppyDisk一枚から二枚で構成できる。
「ネットワークインストール起動ディスク」からインストールできるOSはDefaultでは
Windows NT Server 4.0
Windows NT Workstation 4.0
Windows 95
のみであるが、
"sever_name\Clients\ncadmin.inf"をカスタマイズすること、
"sever_name\Clients\OS_name\netsetup"以下にメディアをコピーすること、
で任意にインストールOSを増やせる。
(Windows 98 ・ Windows Me も登録することが可能だ!)
"sever_name"はインストラクターから指定されたものを使用すること。
インストラクターは実習までに共有フォルダをサーバーに作成しておくこと。