ここでは月刊Windows Server World4月号では述べなかった、MRTGを起動し自動実行するユーザ設定ついて述べる。
実は月刊Windows Server World4月号で述べたタスクの起動ユーザはカレントでログオンしているユーザがデフォルトで入る。すると、5分に一回、コマンドプロンプトが一瞬出現する。これがあなたのデスクトップであれば、かなり煩わしいと思う。このコマンドプロンプト―実体はPerlで起動したMRTG―を表示させない方法がある。
そこで、バックグラウンドでMRTGを動作させる。方法は、
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MRTG起動用のユーザをmrtgadminなどの名前で新規に作る。(Administratorと同様管理者グループとする。※あなたの環境に合わせること。)
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月刊Windows Server World4月号で解説したタスクの起動ユーザを1.で作成したユーザに替える。
これだけである。カレントでログインしているユーザではなく、MRTG用のサービスユーザを利用する事でMRTGをバックグラウンドで起動できる。これでデスクトップにコマンドプロンプトが常時いたり、5分に一回出現する事は無い。
run as daemonは使用しない事!
デフォルトでもMRTGはWindowsのサービスとして登録・5分に一回自動実行できる。
run as daemon
をmrtg.cfgファイルに記述し、コマンドプロンプト内から
perl mrtg mrtg.cfg
起動すればよい。但し、この方法では常にコマンドプロンプトが開いている事になる。「最小化すればよい」という意見もあるだろうが、私は邪魔者は嫌いである。