これからスキルアップ講座のオリエンテーションを開始します。
ITエンジニアの種類を今一度確認してみましょう。Webデザイナーがエンジニアであるかどうかは議論もあるでしょうが、ここではエンジニアのカテゴリに入れておきます。
お仕事の依頼・募集職種として見かける主なカテゴリには、
• Webデザイナー
• アプリケーション開発
• サーバインプリメンテーション
• ネットワーク設計
• サーバ運用管理
• ネットワーク運用管理
というものがあります。
どうもTCP/IP4階層モデルとOSI7階層モデルが混ざった表記になっていますね。
エンジニアの分類をネットワークの階層に当てはめてみると、
· Webデザイナーやアプリケーション開発者は、主にアプリケーション層に
· サーバインプリメンテーションやネットワーク管理は、トランスポート層・ネットワーク層・物理層に、
· サーバ運用管理・ネットワーク運用管理も同じく、トランスポート層・ネットワーク層・物理層に、
当てはまるでしょう。
仕事の規模によっては、境界地付近はお互いのテリトリーがクロスオーバーしていることもあります。
この4階層モデルにプロトコルを当てはめてみましょう。
・ アプケリケーション層では、
Ø TCPとしてHTTP・SMTP・POP・FTP・Telnetが
Ø UDPとしてはTFTP・DNS・RTPがあります。
・ TCPとUDPはトランスポート層で区別できます。
・ TCP/IPスイートでは、ネットワーク層では主にIPが機能しています。
Ø ARPもネットワーク層のプロトコルです。
・ L2TPはその名が表すとおり、OSI7階層のLayer-2、つまりデータリンク層のプロトコルです。
・ 物理層には、xDSL・ATM・802.3・Wirelessなどのプロトコルがあります。
どの職種分野でも共通しているのが、TCP/IPプロトコルスイートです。
身近なネットワークで使われている通信技術はEthernetです。
複数のコンピュータネットワークを接続する技術をインターネットワーキングといいます。
コンピュータ・ネットワークで一番使用されているOSは、WindowsとUnix互換OSです。
そこでこれからのスキルアップの課題として、
・ インターネットワーキング
・ TCP/IPプロトコルスイート
・ Ethernet
・ WindowsとUnix互換OSそれぞれのオペレーション
の基本マスターを目標としましょう。