今日の恭麿
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数学とか理科って、それなりの職業につかないと大半の社会人にっては、
 「学校で習ったことで社会で役に立たないこと。」
で選ばれる科目ですね。僕はそうは思わない。身の回りのほとんどが数学理科で学んだことだ、と感じます。

満員の通勤電車で、
 「私が先にこの場所に立っていたんだからね〜。」
ってな感じでどんなに混んできても
 「動かないぞ〜。」
というかたっていますよね。後からどんどん乗客が乗り込んできても体を突っ張らせている人。

同様に、どんなに混んできても新聞・雑誌・文庫本など書籍の類を読んでいる人。書籍と目の距離を確保する為に後ろの迷惑顧みず体を反らしている人も見かけます。ページをめくる時に前に立っている方にそのページが触れてしまう、ってこれ案外やられる立場としては煩わしいです。(僕の背中はあんたの本台ではないっ!)そんなことも気付かないのですね。

密度の濃さに違いがあると、それを万遍なく均一にしようとする働きが自然界にあります。中学か高校の理科で習っているはずですが。当然、通勤電車内でもこの働きはありますから、最後に停車した駅での状態から終点につくまでの間では、人間の位置・状態に変化があります。これに逆らって、
 「私が乗車した時には私の周囲にはこれだけの空間があったのだから、それを死守するもんね〜。」
とでも考えているような行動を取る人ってどんなつもりなんでしょうか?

振り子の動きも中学二年の理科で習ったはずです。にもかかわらず、つり革から手を離すときに、1番運動エネルギーを抱える振切った位置で手を離す人っていますね。当然、重力の法則で振り子状態のつり革は1番低い位置で最大スピードとなる。これが頭部に当るんですよ!ぱこん!とても煩わしく癪に障ります。

学校で学んだことを思い出して、論理的に考えれば、とてもこんな事はしない・出来ないと思うのですが。「学校で習ったことで社会で役に立たないこと。」ではなく「学校で習ったことを身の回りの現象に当てはめて考えることが出来ない。」のではないかと考えます。



最終更新日 19 AUG 2003



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