11 Nov 2003:追記
嫌な事を思い出してしまいました。T部長と下にT次長というのがいたんです。その会社では、積極的なところが評価されていました。また、周りでPCを理解できる人がいないということもありました(これでもF通の一次販社、つまりシステムインテグレーターなんですが・・・)が、その企業ではT次長はそこそこPCが出来る人と思われていました。口先と知ったがぶりだけなのですがね。だって、MicrosoftとSun Microsystemの違いがわかっていませんでしたから。ただ、SunのマシンのCPUはF通で作っていて、F通のS4というマシンはSunそのものであるということを知っていて自慢げに話していましたね。でも、MS-DOSのconfig.sysとAutoexec.batをテキストエディタで編集することさえ出来ない。これが出来るだけでこの会社ではスーパーエンジニアです。ちょっと待ってくれよ、って感じしませんか?この時代、月刊ASCIIや月刊OH! PCを読んでいるアマチュアでさえ、config.sysとAutoexec.batは編集するのは日常茶飯事でしたよ。こんなこと出来る方は、非IT系企業でもざらにいましたよね?
僕がその企業に入社し、T部長とT次長の部下になったときに、IT業界ではないところからの転職にもかかわらず、AT互換機・MS-DOS・Windows 3.0および3.1・バッチプログラム・コマンドオペレーションについては東京本社内では1番知識があったものですから、T次長は、
「ヒーエダは、PCしか知らない。(ほかはな〜んにも知らん。)」
ということを言い出しました。(これってケツが小さいと思いませんか?)
「これからはオープンシステム。Unixの時代ですよ。」
と発言するのも許しましょう。まったくUnixおよびUnix互換OSに触ったことなくてオペレーションが出来なくても1992年のことですから。しかし、どこで訊いたのか、
「だからC言語出来なきゃね。」
って、シッタカはホント迷惑です。UnixのコマンドオペレーションだけならばC言語知らなくても出来るし、アプリケーションのインストールでさえ、たとえソースをダウンロードしてきて、コンパイルして、インストールしても、C言語を知らなくてもできます。
「アプリケーションには手を出さない。」
とも言ってましたね。それは自分が理解出来ないから。デスクトップデータベースのAccessとは言わないまでも、ExcelやWorksで帳票管理ぐらいエンジニアでなくとも使いこなせるのですが、これが出来ないお客様が存在するところに需要があります。しかし、このT次長、私は会社の中ではPCを知っている部類に入っていると思っているし、幹部からもそのように思われたいという方なのですが、できないんだなぁ、これが!。そこで、
「アプリケーションには手を出さない。」
という発言になるのですね。自分が理解できない・出来ないものには手を出さない、商売しない、部下に出来るものがいてもその能力を活用しない。狭い世界で商売しているタイプです。部下に自分よりPCが使いこなせる人間がいても困るわけ。
偶然、従業員のある方とお客様が同姓同名だっただけで、
「何で、○○○○がお客になるんだ?!!」
と、怒鳴るし。ずいぶんこいつにはイジメられましたね。あ〜、嫌なこと思い出しちまったい!こんな上司の下ではやってらんないよね。
追記:ここまで
初出 JUL 1997
最終更新日 11 NOV 2003