私はカナ漢字変換はカナ入力です。ローマ字入力ではありません。キーアサインはATOKです。DOSの時代からの使用者ということがわかりますね。
さて、何でローマ字入力にしないのかというと、
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一文字を入力表示するのに、二度キーを叩きたくないからです。
さらに、
先日の朝日新聞に公立中学校の英語の先生の投稿が載っていました。
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しはsiではなくshi
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ちはtiではなくchi
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つはtuではなくtsu
にしている
ヘボン式ローマ字を教えましょう、という論旨です。この方が日本人の名前をネイティブ・イングリッシュ・スピーキング・ピーポーが発音したときに、より日本語に近いということです。
追記
後日、別な公立小学校の先生がこの中学校の先生の意見に反対の意見を述べていました。ヘボン式ではないローマ字でよいのだ、という論です。しはSIと書く方法です。そのほうがPCでローマ字入力もしやすいと、世界は英語だけが外国語ではないという意見でした。
なるほど。それならば、R行だけでなくL行のら行も用意して欲しいです。私の名前の麿をローマ字表記するとmaroです。これをネイティブ・イングリッシュ・スピーキング・ピーポーが発音すると、
「マァゥロゥ」
と聞こえます。maloのほうがより日本語のマロに近いのです。
ジャ・チャ・シュとかってローマ字で複数の表記がありますね。石神井のシャなんて、shaでもsyaでも音はいっしょじゃないですか?(普段はshaを使用していますが。)
カナ漢字変換プログラムによってこのアルファベット三文字をどのように変換するのかがこちらの予想を裏切ることが多いので、こんな翻訳しながらキー入力をする方法は非効率と考えました。アジアの一部の国では民族に伝わってきた文字を使用せず、アルファベットで表記するところもあります。ローマ字入力でさくさく入力する方ってそんな感覚なのでしょうか?
ローマ字入力は仮名入力に比べて、
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キー入力数が多い、
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頭の中で日本語からローマ字への翻訳している、
というオーバーヘッドが生じていると考えます。仮名入力はキー入力数がローマ字入力のほぼ半分ですし、頭の中に思い浮かんだ文字そのままに入力できます。
よく、アルファベットは26文字だしカナは50文字に比べてキー位置を覚えるのが簡単、という方もいらっしゃいますが、確かにその通りですけが、カナのキー位置を覚えるほうが2倍負担がかかるかっというと、そんなこと無いですよね。せいぜい1.1倍程度ではないでしょうか。英語やコマンドで英数字入力にするのにキーヒット一回で切り替えられますし。
しかし、ハードウェアメーカーは生産コストの観点から、101キーボードと106キーボードの両方を生産するよりも、どちらか一方に統一したいでしょう。パーツ数からいっても、カナ表示を用意しなくてよいことからも、101キーボードにしたいのではないかと考えます。たとえば、
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かつて日本でも営業していた牛のマークのメーカーはそのカタログ内でPCに初めて触る方にはローマ字入力を勧めいてましたし、
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Biglobeの情報誌「サーイイサラ」でも初心者にはローマ字入力を勧めいてました。
初心者にローマ字入力を勧めてメーカーとしてのメリットは理解できますが、普段日本語で文字を書いている方がPCの入力で小学校以来のローマ字を使用するのはストレスがたまることだと考えます。だから、素人さんがPCに対して何か特別なものと構えてしまうのではないでしょうか?
せっかくキートップにはカナが印字されているのですから、これをもっと活用してもいいのではないでしょうか?
わたしはカナ入力推進派です。小学校・中学校のパソコン授業でローマ字入力の先生が、
「パソコンの文字入力にはローマ字入力をしましょう。」
と押し付けてくるのには大反対です。児童や生徒、子供たち自身に選択させるべきです。仮名入力している児童・生徒の入力方法をローマ字入力に変えさせる先生も大嫌いです。しかもこの強制変更を、
「仮名入力をローマ字入力に直す。」
という表現ですから。少なくとも僕の仮名入力よりあなた方のローマ字入力を早くしてからこのような馬鹿なことを提唱して欲しいです。