大事な楽器だ!
何処のリペア工房も、学校の成績が悪かった人ばかりなのか説明(インフォームドコンセント)が足りぬ。素人に説明したって判るものか、という思いがあるのだろうか。
フリーダムという超有名工房は、なぜに穴の埋めなおし・そして穴あけ直しが必要なのか、説明なしに、穴の埋めなおしと開け直しで11000円です、という価格見積りが出てきた。どんな作業をするのか・なんでその作業が必要なのかという説明は一切ない。
「最適なネック仕込み位置を考慮すると、現在のボルト穴・ねじ穴位置を利用するよう
にポケットを広げるよりも、最適なネック位置にあわせて、ねじ穴をあけなおし、
ポケットも広げる方がたほうがお勧めです。」
という、提案の文が「ぽっかり」抜け落ちていると考える。
※ 後にこちらから採算にわたる説明を要求して、
>ネックセット ¥9000
・ネック側ジョイント穴埋め、空け直し(2箇所)、ボディ側マイクロティルト穴の
空け直し、ネックポケット修正
・持込のジョイントネジは持込のプレートにあわないので、合うネジをサービス。
上記の場合は、若干スケールが合わない為、ネックポケット修正したのち、ボデイ側
の穴から、穴位置を確認しつつ、ネックに穴空け作業となります。
>ネックセット ¥11.000(3週〜)
・ボディージョイント穴埋め、空け直し(2箇所)、ボディ側マイクロティルト穴の
空け直し、ポケット修正
上記の場合は、若干スケールが合わない為ピックガード側に隙間ができ、ボデイの穴
埋めしたあと、専用ジグ作成、穴空け、ピックガード側隙間修正となり、作業が異な
るということです。
という回答が来た。
※ どうやら、左右の木ねじ穴を結んだ線とセンターボルト穴の垂直距離が、
Fender USAの方が
Fender Japanより1mm短いらしい。でも、
Fender Japanのプレートを
Fender USAのネックとボディに、逆に、
Fender Japanのネックとボディに
Fender USAのプレートでジョイントする実験したら問題なく止める事が出来た。1mmの違いなんて、吸収できてしまうのが、パテントも取っているデタッチャブルネックのいいところなのだ。
「持込のジョイントネジは持込のプレートにあわないので」と言ってきたが、
センターボルトの事なのか、左右の木ねじのことなのか、区別が付かぬ。
ひどい日本語である。
コンバットという超有名工房は「お客様は神経質だから」なんて言った。大事な楽器を預けて穴開けたり削ったりするんだから、神経質にならざるを得ない。
電話で話した方が早いなんて、論理的な書き言葉の説明が、出来ない・めんどくさい、からなんだろう。
それでもこちらはあっちの電話での説明
(既にある木ねじの穴はそのまま利用し、センターボルトの穴はネックもボディも開け直すという方法)
を理解した。それを踏まえて別な方法、
「ネックの穴はいじらずに、木ねじもセンターボルトもマイクロアジャストもボディ穴を全て開けなおす方法もあるんじゃないか?」
と訊くと、
「イメージできない。わかんねぇ」
ときた。お客には電話で説明して理解しろという姿勢なのに、客の説明は受け入れられないという頭の悪さ。
更に、説明とか言いながら、こちらの質問をさえぎって喋り捲って、お客の理解・納得が得られるか?自分の考えついた方法のみが唯一でそれ以外の解決策は考えも付かないから理解出来ない、という事なんだろう。
こちらはFender USAの三点止めプレートとJapanのものとで、1mmの違い、なんかボディーのずるずる穴で吸収できると考えているし、ヒストリークギターの店主(元山野楽器にいてストラトをメンテしていた人)も同じように言っている。
※ ネックジョイント部のマイクロティルト用のプレートはセンタボルトのナットの役目もしている。このプレートに開いているねじ穴は、止めているねじの径より随分大きくい。プレートは皿ねじの頭で押さえて止めていることになる。この穴の余裕を利用すると、プレートの厚さをザぐったり、止めねじ穴をあけなおしたりする必要が無く、プレート位置を調整可能である。これもヒストリークギターの店主の話である。流石、元山野楽器である。これで、左右の木ねじ穴を結んだ線とセンターボルト穴の垂直距離を本来の位置から1mm長くして、Japanのジョイントプレートの穴位置に合わせられる。
USAのネックの方が、ボディのポケットにかかる長さがJapanより2mm長いとも言っていたが、これでこの長さも1mmになる。そして、ボディに空けてあるねじ穴3つは、ずるずる穴、なので、1mm程度のクリアランスは許容範囲である。
※ これもヒストリークギターの店主が言っていた。
コンバットもフリーダムもこんな方法を知らないと来た。
一ミリの隙間を、ボディー穴4箇所埋めなおして一ミリずらしてあける、なんてそちらの方が神経質だ。ヒストリークギターの店主によれば、
「USAではその程度は案外アバウトで、ピックガードとネックの間に1mm〜2mmの隙間がある物を輸出してくることも随分有る。山野ではセンタボルトナット(マイクロティルト用プレート)の位置を調整してこの隙間をなくしていた。」
という事である。
USA製のネックを何処で手に入れたか、なんてそんな事は処置には関係ないことなのに質問してきたり。センターボルトのインチは手に入りませんよ、なんて言ったり。こちらが既に用意して持ち込んでいるじゃないか!。(川崎の山の楽器ギタースポットで扱っているよ!)現物確認しないで話している事がわかる。これでねじをなくされたら大変だ!
ジョイント木ねじが、ミリかインチか気にするのもそちらの方が神経質だ。インチ木ねじ用に開けた穴にミリ木ねじを入れると、インチねじ用に山が出来ている木のねじ山が壊れずるずる穴に変化していく、などと言っている。だから1度埋め木して新たに穴を開けようなどという。ヒストリークギターの店主は「ミリでも大丈夫だよ!」という。
楽器製造・楽器修理の腕は有るのだろうが、フリーダムにもコンバットにも、ビンテージギターの修理は任せたくないな。
※ インターネット検索でコンバットの人材募集広告を見つけた。社会保険加入義務の発生する人数の従業員を抱えているにも関わらず、「国民年金・国民健康保険」だと。違法行為じゃないか!→
結局自分で出来ました。:追記 Apr 06 2006
頼んだ当初は、忙しい間にギターの修理が終われば、という意図があったのだが、結局暇になるまで話は進まなかった。ヒストリークギターの店主に勇気付けられた事もあり、また、今月頭に時間の余裕も出来、夕方19時から4時間程度でネックポケットとボルト用の穴を広げただけで、ネックを取り付けられた。
1976年製のUSAネックをいじるところは皆無。また、Fender JapanとUSA、双方のジョイントねじを用意したのだけれど、確かに皿の部分の角度と頭の大きさが異なるものの、ねじ山の部分は全く同じで、インチとミリ、なんて相違が無い。コンバットの人が言った様にはならなかった。Fender Japanのねじでも、既にあるネックのねじ穴に、何のストレスも無くねじ込めた。つまり、既にあるネックのねじ山を壊す事も無かった。
僕の労働を1時間2500円の経費と仮定すると、10000円かかるという事だから、リペアショップに出しても変わらなかったといえばそうだが、やたらと穴を開けたがるショップに頼む気は無いな。
→ フレットすり合わせ
→ 準ビンテージ
作成中 Mar 24 2006
最終更新日 Apr 05 2006
Hard Rock Band METAL
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