キッカケはSPAMメール
ここ最近、hanmail.netという韓国のSPAMがくる。このhanmail.netは、天災の管理しているドメイン内宛だけでなく、不正中継を想定した任意の第三者宛のメールも送ってくる。
天災の環境では、不正中継はできない。メール送信には認証が必要なので、存在しないユーザ名やパスワードでの発信はエラーする。また、管理しているドメイン内宛で(ユーザ名が無いなど)宛先不明のメールがあると、管理者宛にその旨通知メールを出すメールシステムである。
で、管理者である天災宛に30秒に一通の割合で、16時間連続でエラーメールが来たので、hanmail.netからのメールをフィルタしようとした。
発信アドレスを調べると、hanmail.netはボットを利用しているようで、210.xxx.xxx.xxxとか203.xxx.xxx.xxxなど、韓国や中国の複数のISP管理のアドレスから届く。
それら全てを、V110MのIPフィルタではねる設定を投入した。
ところがである。これが利いていない。まだまだ、SPAMメールがメールサーバに届き、ウザいえらーメッセージが天災の受信箱に届く。
どうやら、NAPT・NATのポートフォワーディング設定をしていると、IPフィルタの対象外らしい
これに気づいて、NTT東日本フレッツ・サポートセンタに電話とwebのフォーム、両方を利用して質問した。
結果はこちらが想定した通りで、
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NAPT・NATのポートフォワーディング設定をしていると、IPフィルタの対象外
なのである。
これらが何を意味するかというと、
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・ポートフォワーディングがIPフィルタより優先するので、
攻撃者の発IPがわかっている場合でも、
httpのDDOS攻撃やSAPMメールに対して、
攻撃者である任意のホストのみを排除することができません。
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・ポートフォワーディングがIPフィルタより優先するので、
インターネットへhttpサーバやMailサーバを公開している場合、
httpのDDOS攻撃やSAPMメールにさらされることとなります。
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・ポートフォワーディングがIPフィルタより優先するので、
httpのDDOS攻撃やSAPMメールが嫌なら
インターネットへのサービス提供をあきらめることになります。
ということなんだな。
ま〜たくとんでもない!!
どうにか、早急に改善したファームを公開してくれ
このページを見ているNTT東日本の人たちは、
「僕には関係ない事さ。」
なんて言っていないで、V110Mの担当部署に働きかけてくれよね。
多分、ポートフォワーディングがIPフィルタより優先する、何てこと気づいていないんじゃないかな!
サービス公開前提のNAPTの仕様を実装しても、サービス公開なんてこと経験無くて、IPフィルタの利かない・開けっ放しの仕様が、どんなにとんでもないことだか、想像できなかったんだろうね。
R小隊長・Tハラさん・Sもとさん・H林さん、お願いしますよ
初出 Apr 30 2007
最終更新日 Apr 30 2007