自民党福田内閣の「補給支援衆院再議決」に対して、「とっても悪いことをした!」みたいな非難があるが
ルールどおりにやっていることなので、再議決という行為自体は問題ない。
なんて理由で文句を言っている野党は対応方法を間違えている。ルールの範囲内でどう戦うか?を考えないと。「ルールに欠陥がある!」ということであれば、まずルールを変えよう!
再議決は憲法で定められた制度だけれどその行使は慎重に、という人の「慎重」という言葉は本来の意味で使用していないと考える。
きっと「不可」とか「封印」と同じ意味で使用しているのだろう。「新補給支援法」のような悪法であってもなくても、「行使」すると「慎重さに欠ける」などというのだろうから。
※ 国会って「立法府」なんだよね。
直近の選挙(昨年夏の参院選挙)では、民意は反自民だから、再議決は横暴!という意見を頂戴した
このての意見は、ブログや新聞等の投書欄でもお目にかかるが、この意見は正しくない。なぜならば、憲法に書かれている2/3ルールは、先の郵政民営化衆院選挙の時には既に在った。
※ 僕が生まれる以前から憲法に書いてある!
ゆえに、有権者もそんなルールを踏まえて投票しなきゃならん。こんなときに
「憲法に書いてあるなんて知らなかったんだから。」
なんて通用はしない。
「参院選挙の結果を考慮して政治を行ってね。」
と希望を述べる事は自由だ。しかし、自民党がその希望に沿う政治をするルール・義務はない。多分今年中にあると目されている、次の解散衆院選挙で大敗することも考慮して、そんなリスクをとって自民党は再議決を行った。無法な事はしていない。
僕は補給支援法には反対するが、自民党が小の再議決において無法なことしたとは思わない。今回の再議決に文句を言う人も多いが、そんな自民党の政治を選択したのも有権者なのだ。
しかし、お国に燃料を買い上げてもらっている石油商社は、リスク少なく収入があって、手堅く稼いでいるよねぇ・・・
たとえ市場価格より多少低くても、補給量からみて、莫大な安定した収入だよね。
※ 225億円の随意契約なんだと。
初出 Jan 12 2008
最終更新日 Jan 18 2008