兄貴に専務の名刺を持たせたら、銀座のバーのママから、
「専務さん、またいらしてね。」
なんてパステルカラーのはがきが届いた。まったくどこで配っているんだか・・・。
Episode 1
で、先日、いわゆるキャバクラなるところはどんなものだか、そんなに楽しいところなのか、調査してきた。
メンバーは僕以外に、キャバクラ暦10年と称している分隊長と暦5年と言っていた分隊メンバーで、総勢三人である。ところはKJ寺である。
そのときの私を、
「酔っ払っていた。」
という人もいるが、キャバクラなるところは、
「一軒目で行くところではない、」
と考えているので、調査目的ということが判らないように、
「いかにも二件目です」
というふりをするために、少々のアルコールを摂取してから訪れた。カムフラージュである。酔った勢いで訪れのではない。あくまでも調査目的である。
サキちゃんという、美人でかわいい子が超ミニのワンピースで隣に座って、水割りを作ってくれる。なるほど。これはヤバいところだ。この魔力に囚われてしまうと、財産がなくなってしまうのね。
あくまでも調査目的のため、酔った振りをして、
「ここは、トークとドリンクとおさわりでしょ?」
と訊くと、
「トークとドリンクだけ」
という。でも調査目的のため、酔った振りをして、きれいな手を握ってしまわなければならない!
これは調査なのである。
きれいな顔を、距離15pに近づけてきて話をするものだから、誰でも思わずチューしてしまいそうな衝動に駆られるらしい。なるほど! これはヤバい!、ヤバいぜ!、これが魔性である。キャバクラ、悪の巣窟である。あのような所に入り浸るとは、堕落である。
「いらっしゃいませ!」
のかわりに、
「ご主人様、お帰りなさい。」
という、喫茶店もどうかと思うが、キャバクラも侮れない。あのような魔性にたぶらかされない、強い精神力を身に付けなければ、と思った調査であった。
今日の標語
君子、危うきに近寄らず
最終更新日 16 SEP 2004