何時の間にか、みんな偉くなったようで、
「えへっ?これっておかしいんじゃない?」
という感じで
「はっは〜ん?」
とはなで笑う人が増えた。
今日、夕方、KJから、
「プレフィックスとして渡されたアドレス、いわゆるネットワークプレフィックスに対して、あたかも自分自身のインターフェースアドレス宛の通信にの如く、応答しています。」
という報告があった。これに対して、
「この製品てオマヌケー。」
とでも言うが如く、ミーティング参加者の過半数が鼻で笑った。でも、みんなそんなに製品を笑えるほど、スキルあんのかな〜?
※ お客様の立場であるR小隊長が「またまた問題が出てきちゃったよ。頭いてーな〜。(T_T)」と苦笑しているのを、「この製品てオマヌケー。」と笑っていると勘違いしているのである。
※ 派遣先就業場所が日本人ならば誰でも知っている超有名大企業というだけで、おまえらが偉いわけではないだろうが、メーカーに対してR小隊長と同じ立場であるが如く勘違いをしているのである。
IPv6は発展途上である。まだ確立されていない標準もある。にも関わらず、自分たちの期待通りの動作しないと、
「メーカー、ベンダーは何も判っちゃいない。お馬鹿〜。」
と笑う。笑う人ってIPv6対応のその製品を作った人よりも利口なのかしら?
KJは偉い!誰も気付かなかった事に気付いた。しかし、その報告を聞いた分隊長さんたちは、KJと同程度偉いのだろうか?
KJはあるIPv6対応のネットワーク機器が、上位ルーターからRAもしくはPDで受け取ったプレフィックスを、あたかも自分自身のインターフェースアドレスの如く反応するのは、
「ちょっち、期待通りではない。」
と言う報告をした。確かにそのとおりであるのだけれども…、と述べる前に考察。IPv6のアドレスには、
-
受け取ったネットワークプレフィックスとMACアドレスから自動生成したアドレス
-
管理者が静的に与えたアドレス
とある。ここで
ゼロの省略の理屈を思い出してみよう。
ゼロの連続は
::に置き換えられる。IPv6対応の上位ルータから払い出されたネットワークプレフィックスが
XXXX:XXXX:XXXX:XXXX::/64であったとき、これを、
-
上位64ビットのみ定義したネットワークプレフィックスなのか、
-
::の部分が0の連続であるIPv6アドレスなのか、(ホストID部が全て0というだけ)なのか、
鼻で笑った君らに区別がつくのだろうか?
-
IPv6対応の上位ルータから払い出されたネットワークプレフィックス
を
「LAN側で好きに使用していいネットワークアドレス」
と解釈するだけでなく、
と解釈したネットワーク機器を
「このメーカー、ベンダーは何も判っちゃいない。お馬鹿〜。」
と笑えるのだろうか?
XXXX:XXXX:XXXX:XXXX::/128は、集合XXXX:XXXX:XXXX:XXXX::/64の要素である。
これに異論は無いね?
もちろんこの動きは我々の期待通りではないのだけれど、この動作を間違いと言い切れるほど、IPv6の標準は確定しているのだろうか?
KJがTKに
「IPv6ではIPv4のような、
-
任意のアドレス範囲の先頭アドレスをネットワークアドレスとして予約
-
末尾をブロードキャストアドレスとしての予約、
と言うものがありません。ブロードキャストの代わりにマルチキャストを使用します。ネットワークプレフィックスは
::の部分が
0の連続であるIPv6ホストアドレスの可能性もあります。」
と説明した。その通りである。それより、
-
IPv6対応の上位ルータからRAやPD、特にPDで払い出されたネットワークプレフィックスに含まれるアドス範囲の先頭アドレスを自分自身のアドレスと解釈、
しても
おかしいと言える標準規則があるのだろうか?
また逆に、
-
IPv6対応の上位ルータからRAやPD、特にPDで払い出されたネットワークプレフィックスに含まれるアドス範囲の先頭はIPv4と同様、ネットワークプレフィックスで予約されているからホストに割り当てできない、
など標準規則があるのだろうか?それを踏まえていないで
「このメーカー、ベンダーは何も判っちゃいない。お馬鹿〜。」
と笑う方がどうかしていると僕は思う。
今日、鼻で笑った人はメーカーを笑えるほどホントに理解しているのだろうか?僕には、
-
知っているふりをした笑い、
-
私は誰よりも知っている、と思われたいプレイ
にしか思えない。
本当はおまえらそこまで判っちゃいないのだろう?
(また、嫌われる事かいちゃったよ^_^;)
May 17 2005 追記:絵にキャスト
さて、このドキュメントを公開してから随分経つが、やっと「こうじゃないの?」という意見が来た。Prefixの先頭7bitは絵にキャスト予約されているから、応答する方がまずい、という意見である。なるほど、一理ある。このような意見を、KJが発表した時に鼻で笑った人たちが解説できれば偉い!と思う。しかし、第三者からは指摘あったが、鼻で笑った人たちからの指摘はまだない。
で、ところで、3000::1なんていうアドレスを持っているネットワーク機器が実際にある。2004::1もあれば、2000::1や2005::1もある。先頭7bitの範囲には入らないのかなぁ?
May 18 2005 追記:何か凄いぞ!このアクセス数?
普段は話し掛けもしない方が「見たよ。有名人!」というように声をかけてくる。なんのこっちゃ判らぬが、どうやらこのページに関係しているらしい。「メール」というが、特に不信なメールはスパム以外とどいていない事をお話すると、「えっ?」という感じでメールアイテムを確認している。そして、異口同音に「あっ、宛先に入っていないんだ・・・。」という。なんのこっちゃである。で帰ってアクセスカウンタを見ると、このページのアクセス数が凄い事になっている。サーバが倒れるほどではないにしろ、単一ページのアクセスで1日で三桁を越えるのは久方ぶりである。単純にうれしい。
(様々な事を考慮して、Welcomeのページはアクセス数を改ざんする事にした。)
T中隊長もT小隊長もニコニコしている。
TKもI川フーミンも話し掛けてくる。O小隊長にいたっては、
「実は、NATが…。」
とミーティングにも呼んでくる。座席が向かいのKJも、
「返事しておきました」
とか言っている。一体何が起こっているのだ?。
初出 Apr 14 2005
最終更新日 May 18 2005