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3相交流から単相を利用する


三相とはR-S間、S-T間、T-R間、全てで同じ電圧200vが観測できる。各電圧の位相は120度づつ異なっているが、一相1つに着目すると、単相200vとして利用できる。下図では、R点−中点間・S点−中点間・T点−中点間の各電圧は173vである。ここも位相は120度ずれている。この三相は三相三線200vである。三相三線200vの多くは、R-S-Tのいづれか一箇所が大地に接地(アース)されていることが多い。すると、残りの2点はそれぞれが大地との間に200vの電圧がかかることとなる。

R-S間を例にとると、その中点を利用して単相100vが作れる。残りの二面でも同様に単相100vが作れる。R-S-Tのいづれも大地に接地されていない場合に限り、単相三線200vのように中点を接地…アースすると片側が接地された単相100vが用意できるが、三面全てでの接地は出来ない。一面のみに限られる。R-S-Tのいづれか一箇所が接地されている場合には、100v-中点-100vの中点を大地に接地することは出来ない。

三相トランスの回路から直接利用せず、単相複巻の絶縁トランスを通すと三相トランスの電位にかかわらず中点接地ができ、片側が接地された単相100vが用意できる。

全ての面で単相複巻の絶縁トランスを通すと、三相とも中点接地ができ、全ての相で片側が接地された単相100vが用意できる。

三相四線173vでは単相複巻の絶縁トランスを利用しなくても、片側が設置された100vを作れる。

三相三線200Vから三相四線173Vを作る方法

Δ−Y変換は、一次側がΔ構成、二次側がY構成の三相トランスを利用すると簡単に変換できる。まったく同一の単相複巻トランスを3台用意しても可能だ。

三相交流の一面を利用して単相として利用する場合の注意

三相交流の一面を利用して単相として利用する場合、三面それぞれにバランスよく負荷をかけるようにしなけれければならない。三面それぞれの単相負荷に差があると、

電圧降下や三相トランスの温度上昇 → 破壊 → 事故発生 を招く場合もある。事前に十分な技術的検討が必要である。

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最終更新日2003年06月22日
 どこがかわったかって? 教えないよ!!